ab型には負けを認める潔さと、すぐに方向転換できる器用さがあります。
身の程をわきまえるといった謙虚さを備えており、
トップを獲ることに拘るより、二番手に甘んじてでも、実利を優先できたりします。
(この辺はO型と対称的。O型は勝ちへの執着が強い。)
若かりし頃、当時人気絶頂だった漫才師の島田紳助(AB型)は、
まだ無名だった時代のダウンタウンの特異な才能をいち早く見抜いていました。このままではいづれ比較され落ち目になってしまうことを悟った彼は、早々に漫才を諦め、司会業へと転向しています。
はあ~。こんなコンビが大阪から出てきたのか……。時代が変わったなあ。とてもじゃないけど、こりゃ敵わないや……
ジャングルポケットの太田(AB型)は、母親から入学金・引っ越し代として100万貰い、
”何としてでも成功する”といった強烈なハングリー精神のもと上京。吉本養成所で最初はおたけ(AB型)と2人でコンビを組んでいた太田ですが、途中から斎藤さんに”俺もいれてくれないか”と頼まれます。
養成所の中でも、斎藤はエリートで華があり、存在自体が既に面白いという才能の塊のような存在でした。当初太田は自分がメインで売れたいと考えていましたが、コンビを組めば間違いなく斎藤がメインを張ることになるのは分かりきっていました。苦渋の決断の元、太田はジャングルポケットとして世に出て売れるため、斎藤をメンバーに迎え入れ、二番手に甘んじたのです。案の定、ジャングルポケットは成功しました。
一方、おたけはお笑いの知名度を生かし、母親と共同経営のもんじゃ焼き屋に精をだしています。彼からお笑いに対する真剣さは1ミリも感じられません。おそらく中途半端に頑張っても仕方ないと割り切ってるんでしょう。同じくトリオだったダチョウ俱楽部の寺門ジモンを彷彿とさせますね(笑)
ab型は見切りが早く合理的です。こいつには勝てないと感じたら、他の道を模索できる身軽さがあります。